ヘビーカバーをスピニングタックルにPEラインで攻略!?年々釣れなくなるタフなフィールドに季節関係なく有効なのが、パワーフィネス。近年人気なパワーフィネスの釣りのロッド・リール・ライン・リーダーの選び方から釣り方・メリット・デメリットなど、初心者でも分かり易く解説します。
パワーフィネスとは?どんな釣り方?
パワーフィネスとは、硬めのスピニングロッドにPEラインを直結して、ヘビーカバーなどにスモラバやネコリグ等を入れて誘い、ドラグフルロックで強引にヘビーカバーから引きずり出す繊細かつ大胆なパワーゲームな釣り方になります。
パワーフィネスのメリットとデメリットとは?
パワーフィネスのメリット
- 誰も打たないような所を打っていくから、人よりバスが釣りやすい
- スピニングリールで攻略するから、バックラッシュなどのライントラブルが少ない
- キャストに慣れると、オカッパリなどで振りかぶれない様な狭い場所でも投げられる
- リーダーの太さを変えれば、オールマイティーにどんなカバーでも対応出来る
パワーフィネスのデメリット
- パワーフィネス用のタックルが少し高価(安いのだと早く壊れてしまう為)
- キャストが慣れるまで、少し練習が必要
- 枝にルアーが巻きついてしまうと、ルアーの回収率低いです。
パワーフィネス用のスピニングロッド・リール・ライン・リーダーの有無・ルアーの選び方
パワーフィネス用のオススメのロッドの選び方は、最低ML表記以上のパワーのあるスピニングロッドが必要!?
パワーフィネスの釣り方は、ヘビーカバーにスモラバやネコリグ・ノーシンカーを無理やりキャストしてヘビーカバーの中に入れ込み、そこからバスを引きずり出すような釣り方になるので、強引に引きずり出せるようなバットの強いロッドが必要になってきます。
なので、最低でもML表記の強めのスピニングロッドを準備しましょう。
パワーフィネス用のオススメのリールの選び方は、HG以上のギア比かつ耐久性のあるリール!?
パワーフィネスで使用するリールは、基本的にPEラインをルアーに直結して、ドラグをフルロックで締めて使用します。バスをかけた瞬間に、フルフッキングかつゴリ巻きでバスを寄せてくるので、リールに掛かる負荷は相当なものになります。耐久性のないリールは壊れやすいので、耐久性のあるリールでドラグ力が最低でも5kg以上のリールを選びましょう。
パワーフィネス用のオススメのPEラインの太さの選び方
テキサスリグなどでカバー打ちをする場合、カバーの濃さの応じて使うラインが変わるのと同じで、パワーフィネスもカバーの濃さに応じて、使用するPEラインの太さが変わってきます。
基本的にパワーフィネスをする場合、PEラインの太さは、1.5号・2号の2種類をカバーの濃さや種類に応じて、リーダーを付ける・付けない・直結を決めればいいかと思います。
ヘビーカバーの場合はPE2号直結がオススメ!
カバーが濃いヘビーカバーの場合は、PEラインの2号にルアー直結で、バスを掛けたら、ゴリ巻きで寄せるのが、オススメです。ルアーが枝などに巻かれない限りは、ちゃんと回収できるので大丈夫です。
擦れて切れる可能性のある流木や岩などのストラクチャーを攻める場合は、PEラインの1.5号+リーダーが絶対オススメ!!
どんなに太いPEラインを結んでいようとも、木や岩などにPEラインが擦れてしまうと、どうしても切れてしまうので、そういう場合が多いフィールドの場合は、リーダーを結びましょう。
パワーフィネスにオススメのリーダの太さの選び方とは?
PEラインにリーダーを結ぶ意味は、PEラインが擦れてラインブレイクするのを防ぐ為だけに付けるので、ストラクチャーの濃さに応じて、最低でもフロロの16lb、もしくは、20lbを結ぶ事をオススメします。
リーダーはFGノットがオススメ!
PEラインにリーダーを組む場合、個人的なオススメは絶対的強度・信頼があるFGノットがオススメです。
FGノット組むのに時間が掛かるなどの理由があったりしますが、慣れたら早いです。
リーダーが太くてもバイト数は減らない!?
よくラインが太いと見切られるなどがあったりしますが、パワーフィネスの場合は元々ヘビーカバーにルアーを入れていく釣りで、カバーの中にいるバスに対して、ルアーが上から落ちてくるような感じになるので、バスの目線とルアーとラインが1直線となって、ラインが見られる事があまりないので、太いリーダを使ってても、経験上バイト数はそこまで変わらない感じがします。
PEラインやリーダーの太さよりもラインの音に気を遣うべき!?
PEラインは、どうしても複数のラインを1本に編み込んで作っていますので、フッキングをする際に、”キュイーン”といったPEライン独自の糸鳴りが発生してしまいます。
ラインの太さよりもPEラインの糸鳴りは、広範囲に聞こえるので、そのせいで、バスがスレる可能性もあるので、4本編みのPEラインよりも8本編みのPEラインの方が糸鳴り音は、減少されるので、オススメは、8本編みのPEラインを使うことをオススメします。
パワーフィネスで使うルアーの選び方のオススメは”太軸”が基本が絶対!!
どうしてもパワーフィネスは、力対力のバスとの引っ張り合いになるので、スモラバやネコリグのフックが細軸だと、一瞬で伸ばされてしまうので、オススメは、”太軸”のスモラバやフックを選びましょう!!
PEラインはこまめに切って結び直すべし!
PEラインは、どうしても使ってくると毛羽立ってきてしまい、ラインブレイクの元になるので、3投に1投位のベースでフックの上50cm前後毛羽立っていないか、1匹を釣る為にも確認しましょう!
パワーフィネスでの釣り方の基本はシェイクしながらゆっくり落として行く
パワーフィネスにスモールジグで釣る時の釣り方は、チョウチンと似ていて、カバーに吊るしている状態からレンジを刻みながらゆっくり落としていき、シェイクでバスに口を使わせる釣り方になります。
ノーシンカー+イモ系のワームを使う場合は、シェイクなどはあまりせず、フリーフォールやテンションフォールで落としていく釣り方が多いかと思います。
その時のカバーの濃さ加減や時期や季節に応じて使い分ければOKだと思います。
バイトがあったら、フルフッキング+ゴリ巻きが鉄則!
パワーフィネスは元々カバーから強引に引きずり出す釣りなので、バイトがあれば根に巻かれる前にゴリ巻きしましょう!
万が一根に巻かれてもラインテンションさえ保っていれば、ランディングに向かう際にバラす事無くキャッチ出来る可能性もあるので、根に巻かれたからといって、ラインテンションを緩めない様にしましょう!
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